第25節 トッテナム0−0アストン・ヴィラ

【スパーズ】4−4−2
ゴメス
チョルルカ、ドーソン、キング、ベイル
ベントリー、ハドルストーンパラシオスモドリッチ
クラウチ、デフォー
【ヴィラ】4−4−2
リーデル
クエジャル、コリンズ、ダン、ルーク・ヤング
アシュリー・ヤングペトロフミルナー、ダウニング
へスキー、アグボンラホル
<交代>
・へスキー→カリュー
・ダウニング→シドウェル

リバプール、シティを加えて熾烈な4位争いをしているチーム同士の対決。ヴィラが勝てば順位が入れ代わる可能性もあったこの試合。何気にスパーズの試合をちゃんと見るのは今季初めて。そして最近ふと思う。4月に就職してからは今までのようにサッカーが見れないかもしれないのに、俺はどれだけの素晴らしい試合を見逃してきたんだろうと。だから3月まではできるだけ海外サッカーに触れたいなと。
さて話を試合に戻す。ホワイト・ハートレーンでの試合ということもあってか、終始スパーズのペースで試合は進む。ドーソンのフィードをクラウチが落としてモドリッチがシュート。おそらくスパーズの攻撃の形の1つであろう場面が見られた。その後もクラウチが自身のポストプレーからモドリッチのリターンを受けて抜け出す場面があったが、ここはダンとフリーデルによって防がれる。前半はスコアレスで折り返す。
後半も流れはスパーズ。ただコリンズとダンが体を張ったディフェンスでなんとかゴール前に鍵を掛ける。チャンスを決めきれないスパーズによって試合は拮抗してくる。ただヴィラも、序盤に負傷退場したへスキーの不在が響いたのかそれほど決定的なチャンスは作れず。その後はクラウチをターゲットの中心に攻め込むスパーズと、数少ないチャンスで勝機を窺うヴィラという構図。
結局試合はそのまま終了。最後は放り込みに徹したスパーズだったがそれほどの脅威にはなれず。それならもっと工夫して崩して欲しかった。交代もゼロだったのは意外で、レドナップの腕の見せ所だと思っていたんだが。個人的には前線の4枚は代え難い選手に思えたので、それならハドルストーンパラシオスのどちらかに代えてジーナスとか、モドリッチを1列下げてそこにグジョンセンを入れてみるとか試して欲しかった。まぁでもレドナップはそこまでリスクを冒すことを選ばなかったということか。
試合を通して気になったのは、ギャレス・ベイル。彼の攻撃参加がおもしろい。ドリブルでの突破はもちろん、パスの成功率も高く、かといって消極的なパスを出している訳ではなく、相手にとって危険なパスも出していた。こういう攻撃的なSBって守備が非難されがちだけど、この試合を見た限りではディフェンスも素晴らしい出来だった。欲を言えばプレースキックでもっと脅威になりたかったかな。後は何気にロングスローを結構飛ばしていた。もちろんデラップほどではないけど。