第25節 チェルシー2−0アーセナル

チェルシー】4−3−3
チェフ
イバノビッチカルバーリョ、テリー、アシュリー・コール
バラック、ミケル、ランパード
アネルカドログバ、マルダ
<交代>
バラックジルコフ
アネルカジョー・コール
ドログバ→カルー
<得点>
ドログバ2
アーセナル】4−3−3
アルムニア
サニャ、ヴェルマーレンギャラスクリシー
セスク、ソング、ディアビ
ウォルコットアルシャビン、ナスリ
<交代>
ウォルコットベントナー
ディアビロシツキー
・サニャ→エブエ

25節と26節はアツい試合が多いので必然的に見たい試合は多くなる。その中で最もアツい試合であろうビッグロンドンダービー。前節のユナイテッドに続いてBIG4との連戦となったアーセナルは、ここで連勝するものなら勢いもついたんだろうけど。
前半序盤のCK。テリーがニアで擦らしてドログバは触るだけ。相変わらずセットプレーに弱い印象を拭えない。ただその後はSBを積極的に上げて攻撃に厚みを持たせるアーセナル。セスクを中心に徐々にチェルシーゴールを脅かしていくと思っていたところにまたもやドログバ。カウンターからクリシーヴェルマーレンをあっさりと外してネットに突き刺した。コースはそれほど厳しくなかっただけにアルムニアにはもうちょっと頑張って欲しかった。前節のオウンゴールもあるし、久々にマンノーネが見たいな。
ヴェルマーレンとマルダが激突。なぜか血だらけのマルダの方が元気っていう謎の場面。当たり所がよかったのかもしれないけど強すぎだろマルダ。そういえばユナイテッド戦を見て思ったけど、ヴェルマーレンは思っていたより闘えるタイプの選手なのかなと。チームが苦しいときに人一倍頑張れるタイプ。自分が何とかしようっていう気持ちがプレーに出ていたし、そういうプレーがチームを鼓舞してくれる。
後はドログバのコンディションのよさが際立っていた。出場12試合で12ゴールというアーセナル戦の相性のよさもあったけど、他の選手との違いを見せ付けていた。最前線にはドログバがいて、最後尾にはチェフがいる今のチェルシーは相当手堅い。セスクの意表を突いたグラウンダーのFKはしっかり反応して弾き、前半にはアルシャビンの決定的なボレーもストップしている。ポゼッションはアーセナル優位だったが、チェルシーの堅固な守備を崩せなかった。キーパーとストライカーの差も出た試合だったかな。
アーセナルはボールをしっかり繋いでサイドに展開し、ラストパスはサイドからのクロスという場面が多かった。でもサイズやフィジカルで劣るアーセナルの選手では、ピンポイントのクロスやサイドを深く抉ってのクロスじゃないと可能性は低いと思う。その辺の改善を今後に期待したい。チェルシーとユナイテッドにはダブルをくらったし、もう取りこぼしも許されない。
まぁでも、テリーの不倫はウッズのそれより男の性を物語っている気がする。

第25節 トッテナム0−0アストン・ヴィラ

【スパーズ】4−4−2
ゴメス
チョルルカ、ドーソン、キング、ベイル
ベントリー、ハドルストーンパラシオスモドリッチ
クラウチ、デフォー
【ヴィラ】4−4−2
リーデル
クエジャル、コリンズ、ダン、ルーク・ヤング
アシュリー・ヤングペトロフミルナー、ダウニング
へスキー、アグボンラホル
<交代>
・へスキー→カリュー
・ダウニング→シドウェル

リバプール、シティを加えて熾烈な4位争いをしているチーム同士の対決。ヴィラが勝てば順位が入れ代わる可能性もあったこの試合。何気にスパーズの試合をちゃんと見るのは今季初めて。そして最近ふと思う。4月に就職してからは今までのようにサッカーが見れないかもしれないのに、俺はどれだけの素晴らしい試合を見逃してきたんだろうと。だから3月まではできるだけ海外サッカーに触れたいなと。
さて話を試合に戻す。ホワイト・ハートレーンでの試合ということもあってか、終始スパーズのペースで試合は進む。ドーソンのフィードをクラウチが落としてモドリッチがシュート。おそらくスパーズの攻撃の形の1つであろう場面が見られた。その後もクラウチが自身のポストプレーからモドリッチのリターンを受けて抜け出す場面があったが、ここはダンとフリーデルによって防がれる。前半はスコアレスで折り返す。
後半も流れはスパーズ。ただコリンズとダンが体を張ったディフェンスでなんとかゴール前に鍵を掛ける。チャンスを決めきれないスパーズによって試合は拮抗してくる。ただヴィラも、序盤に負傷退場したへスキーの不在が響いたのかそれほど決定的なチャンスは作れず。その後はクラウチをターゲットの中心に攻め込むスパーズと、数少ないチャンスで勝機を窺うヴィラという構図。
結局試合はそのまま終了。最後は放り込みに徹したスパーズだったがそれほどの脅威にはなれず。それならもっと工夫して崩して欲しかった。交代もゼロだったのは意外で、レドナップの腕の見せ所だと思っていたんだが。個人的には前線の4枚は代え難い選手に思えたので、それならハドルストーンパラシオスのどちらかに代えてジーナスとか、モドリッチを1列下げてそこにグジョンセンを入れてみるとか試して欲しかった。まぁでもレドナップはそこまでリスクを冒すことを選ばなかったということか。
試合を通して気になったのは、ギャレス・ベイル。彼の攻撃参加がおもしろい。ドリブルでの突破はもちろん、パスの成功率も高く、かといって消極的なパスを出している訳ではなく、相手にとって危険なパスも出していた。こういう攻撃的なSBって守備が非難されがちだけど、この試合を見た限りではディフェンスも素晴らしい出来だった。欲を言えばプレースキックでもっと脅威になりたかったかな。後は何気にロングスローを結構飛ばしていた。もちろんデラップほどではないけど。

第24節 アーセナル1−3マンチェスター・ユナイテッド

アーセナル】4−3−3
アルムニア
サニャ、ギャラスヴェルマーレンクリシー
セスク、ソング、デニウソン
ナスリ、アルシャビンロシツキー
<交代>
デニウソンウォルコット
ロシツキー→エブエ
・サニャ→ベントナー
<得点>
ヴェルマーレン
【ユナイテッド】4−3−3
ファン・デル・サール
ラファエル、ブラウン、エヴァンス、エブラ
フレッチャー、スコールズキャリック
ナニ、ルーニーパク・チソン
<交代>
スコールズギグス
・パク→ヴァレンシア
・ナニ→ベルバトフ
<得点>
OG、ルーニー、パク

今後の優勝争いに直接影響を与えそうな重要な一戦。結果的には今年もアーセナルの年ではないという印象を抱いた試合になった。
今季は王様としてゴールを量産するルーニー。この試合でも遺憾なく存在感を発揮していたが、試合が動いたのは以外にも彼が消えていた時間帯。ナニが右サイドで数的不利の状態から突破を見せてそのままクロス(シュート?)。それをアルムニアが弾き切れずゴールに吸い込まれた。オウンゴール扱いとなったが、ナニが魅せた瞬間だった。
追加点はアーセナルのCK崩れからのロングカウンター。ナニにパスを出したルーニーがそのまま前線に駆け上がり、リターンのパスを受けてネットに流し込んだ。素晴らしい献身性と運動量。ただゴール前で待っているだけの王様じゃないから怖い。まぁその王様を終盤の交代でサイドに配置するファーガソンはもっと怖いけどね。
ワンタッチでのパス交換から左サイドをパクが独走。落ち着いて決めて更に追加点を奪う。パクの存在感が以前よりも薄れてきたかな?と思っていたところでのゴールで、個人的には嬉しかった。
アーセナルアタッキングサードでの連携がイマイチだった。悪いときのシュートを打たないアーセナル以上に可能性を感じない攻撃だった。またアルシャビンが独力での突破を繰り返していて、その部分では多少の可能性は感じたが、ブラウンたちはギリギリのところで彼を止めていた。ラファエルとブラウンの間を突くっていうのはいいと思うけど、そこを愚直なまでに突破するんじゃなくて何か工夫が欲しかった。
ヴェルマーレンの鮮やかなボレーで一矢報いるアーセナルだったが、盤石の交代で試合を終わりへと導くユナイテッドの前に、成す術なく試合終了を迎えた。

サカつく6 3年目

目標は変わらず優勝して昇格という3年目。降格してきたのは仙台・愛媛・福岡。J2の他クラブを見た感じは優勝の可能性はありそうという印象。
シーズン開始前に、劣化の激しい濱野の後釜として山本を獲得。更にパフォーマンスにムラがある河野とスタメンを争う存在として永井を獲得。しかし補強の結果、2月の段階で資金が3000万円以下になるという非常事態。
また2月にU−23日本代表が発表された。佐々木と河野の常連組に加えて、未所属リストから獲得したDF加久博隆、ユースから昇格したFW関根修平が初招集された。山本は無念の落選となったが、その後イベント「足りないものを求めて」が発生。今後の活躍と代表復帰に期待したい。7月にはワールドスポーツカップの代表が発表され、佐々木と河野が本大会に向けたメンバーに入った。日本代表はベスト8で敗退したが、佐々木は大黒柱として活躍してきた模様。
さてリーグ戦はどうなのかというと、仙台・湘南・福岡といった昇格を争うであろうと思われていたクラブが軒並低迷。代わって上位に進出してきたのが草津・栃木・徳島。結局は昇格したC大阪・東京V・草津に差を付けられ、前述したダークホースのチームにも競り負けた。
今年はブレた1年だった。どうしても優勝が欲しいという焦りからゾンバラーノとカイオの補強に走ったが、CBとFWは優先して補強すべきポジションではなかったし、効果的な補強とはならなかった。それなら所属していた選手を信じて起用し続けるべきだったかもしれない。この経験を糧にして来季こそは優勝を目指す。