第32節 マンチェスター・ユナイテッド2−0ポーツマス

【ユナイテッド】4−4−2
ファンデルサール
ネビル、ヴィディッチエヴァンス、エヴラ
フレッチャー、スコールズアンデルソンギグス
ルーニーロナウド
■交代
・ネビル→オシェイ→ラファエル
アンデルソンキャリック
ポンペイ】4−2−3−1
ジェームズ
ジョンソン、キャンベル、ディスタン、フレイダルソン
マリンズ、ヒューズ、
ニュージェント、デイヴィス、ベルハジ
クラウチ
■交代
・ニュージェント→ペナント

先制はユナイテッド。いとも簡単にゴールを陥れたチームとしての完成度は素晴らしいとしか言いようがない。アンデルソンの縦パスに抜けたギグスからのクロスをルーニーが流し込んだ。ギグスのトラップにしろキックにしろ、あの安定感は抜群。ただその後の決定的な場面は決めきれなかった。アンデルソンはこのプレー以外でも縦への意識をしっかり持っていて、相手にとっては嫌な存在だったと思う。これでまだ21歳って考えると恐ろしい。
クラウチが体を投げ出して落としたボールをニュージェントが簡単に枠外へシュート。俺にはこの選手が10番を着ている理由がよくわからない。彼について知っている人がいたらどんな選手か教えて欲しいところ。前半は1−0で終了。
後半開始。ペナント*1が絡んで何度かチャンスを作るも決めきれないポンペイ。しかしユナイテッドも追加点を奪えず膠着状態が続く。
ユナイテッドの前線の3人(ロナウドルーニーギグス)は頻繁にポジションチェンジをしていたことからわかるように、結構自由を与えられていたと思う。そこで巧くバランスを取っていたのがフレッチャーだった。縁の下のフレッチャー。目立たないけど以前よりも確実に存在感は増している。
この膠着状態をファーガソンが選手交代で打開する。前述の3人が空けたスペースに走り込んだキャリックが、スコールズからの絶妙なパスを受けて追加点。
そのまま試合は2−0で終了。ポンペイは左サイドでベルハジとフレイダルソンが絡んだときと、ペナントのチャンスメイクくらいしか可能性を感じなかった。ユナイテッドが決めるところを決めていれば大敗していた可能性もあった。まぁ逆に言えばユナイテッドとしては、追加点を早めに奪っていればもっと楽に試合を進められた。個人的には新星マチェダが見たかった。
しかしロナウドのワガママっぷりには飽きれたな。ルーニーが大人に見えるよ。格下相手ならサボっても問題はないんだろうけど、これがビッグマッチのときに諸刃の剣になるんだろうね。もちろん表に出ればCLポルト戦のようなファインゴールを決める。ただ、裏に出たときは怖いよ。試合全体を見たときには、あまりお手本にして欲しくない選手だな。ピンポイントで見せるプレーは間違いないんだけどね、もう少しだけハードワークできれば文句の付けようがない選手になるだけに惜しい。

*1:どうでもいいことだけど、首に漢字で「神」ってタトゥーを彫っているらしい。