第36節 アーセナル1−4チェルシー

互いにCLセミファイナルで敗退した両チーム。次に狙うのは来季のCLストレートインの切符。ヴェンゲルも言うように3位と4位では大きな差がある。来季からの予備戦はレギュレーションが変わってシード制がなくなったらしいので、抽選によってはいきなりスペインやイタリアのクラブと対戦する可能性もある。それだけでなく、予備戦のために本来の開幕より早く調整を進めなければいけない点を考えても、3位を確保したいというのは当然の考え。そんな中で迎えたロンドンダービー。

アーセナル】4−4−1−1
ファビアンスキ
サニャ、コロ、シルベストル、ギブス
ウォルコット、ソング、ナスリ、ディアビ
セスク、ファン・ペルシ
■交代
・ソング→アデバヨール
ウォルコットデニウソン
ディアビベントナー
チェルシー】4−3−3
チェフ
ボジングワ、アレックス、テリー、アシュリー・コール
エッシェン、ミケル、ランパード
アネルカドログバ、マルダ
■交代
ボジングワイバノビッチ
・マルダ→バラック

まぁ結果としてはアーセナルの完敗。これでチェルシーはストレートインの切符を得て、アーセナルは予備戦からの参加を余儀なくされた。
試合はFKからアレックスのヘッドでチェルシーが先制。このファウルで抗議したセスクがイエローを貰ったけど、それ以上に痛かったのはこの空白の時間でアーセナルの選手が集中を切らせてしまったこと。セスクは試合を通してチャンスで味方選手と被るシーンが何度かあって、どれか1つでも決まっていればまた違う展開になっていた可能性は高い。まぁウォルコットも外しまくってたけど。
アネルカに簡単に中央突破を許してしまい2点目を許す。ナスリにしては珍しく軽いディフェンスで、ここをカバーすべき選手が誰もいなかったのも問題。マルダのクロスをクリアしようとしたコロのオウンゴールで0−3。
途中出場のベントナー*1が気合いの入ったヘッドで1点返す。エッシェンを吹き飛ばしながらのゴールで反撃の狼煙を上げた。その後は攻勢を強めるアーセナル。ただ試合を引っくり返すまでには至らず。チェルシーのパスワークで完全に崩されたアーセナルのDFライン。最後はマルダに決められてジ・エンド。

*1:ただシュートを打てる場面でパスを選択したり、中盤に起用されてもFWとしてゴールを貪欲に狙う姿勢は崩して欲しくない。