第36節 アトレティコ・マドリード1−0バレンシア

アトレティコ】4−4−2
レオ・フランコ
ウィファルシ、パブロ、ドミンゲス、ペルニア
マキシ、パウロアスンソン、ラウル・ガルシア、シモン
フォルランアグエロ
■交代
・シモン→シナマ・ポンゴル
・マキシ→ルイス・ガルシア
アグエロイグナシオ・カマーチョ
バレンシア】4−3−3
セサル・サンチェス
ミゲウ、アルビオル、マドゥーロ、アレクシス
バラハ、アルベルダエド
パブロ・エルナンデス、ビジャ、マタ
■交代
・バラハ→ホアキン
パブロ・エルナンデスモリエンテス
エドゥ→ミチェル

互いにCL出場権を懸けた一戦。ホーム5位のアトレティコに対して、アウェー4位のバレンシア。両者共にCL出場権を逃すと主力の流出が懸念される。そんな背景もあってか立ち上がりから激しい攻防を見せる。リーガは今季これで2試合目の観戦だけど、前回見た試合も激しい一戦だった。プレミアと比べるとゴールへ向かうスピードが圧倒的に速い。これは両チームの特徴なのかリーガの特徴なのかは定かでないが、まるでバスケの24秒ルールがあるかのように攻め合う両チーム。後からわかったけど、両チーム共に失点数のみの順位では実際の順位よりも大きく下回っていたので、この展開は必然だったのかもしれない。
フォルランのPKでのゴールから試合が少し落ち着いてきたかな、という展開。ただ失点を喫したバレンシアは、ジャッジに泣かされながらもゴールの匂いを増していく。ただ対するアトレティコも攻撃の手を緩めない。特に今のフォルランは乗っていてゴールの予感が漂う。ビジャの気合いの入り方もハンパじゃないけど。
前半は1−0で終了。互いに激しい攻防を見せた45分。もちろんCL出場権を懸けたアツい一戦というのはあるけど、それに拍車を掛けたのはDFラインの低さだと推察する。両チーム共に試合開始からDFラインが少し低く、ノーガードではないけどオープンな状態。更に得点後のアトレティコバレンシアの猛攻を受けてよりラインを下げてしまった。
後半も前半に引き続き同じような展開。ただ前半よりも互いにSBが攻撃に絡むことが多くなった。特にミゲウは縦への上下動だけに捉われないおもしろい動きでアクセントになっていた。ミゲウとペルニアのサイドはどちらが主導権を握るかによって鍵になりそう。
バレンシアとしてはどうしてもゴールが欲しい展開だけど、交代した選手が思ったより機能しない。モリエンテスは完全に孤立してしまい、ホアキンはサイドで沈黙したまま。
試合は結局1−0のまま終了。アトレティコがCL出場圏内の4位に浮上。バレンシアは圏外の5位に転落。残り2節でまだまだ順位が動く可能性は高い。でもこの試合は両者にとって大きい影響を及ぼしそう。