第1節 エバートン1−6アーセナル

エバートン】4−4−1−1
ハワード
ヒバート、ヨボ、レスコット、べインズ
オスマン、フィル・ネビル、ケーヒルピーナール
フェライニ、ジョー
<交代>
オスマン→サハ′58
・ジョー→ロドウェル′58
・ヒバート→ゴスリング′58

アーセナル】4−3−3
アルムニア
サニャ、ギャラスヴェルマーレンクリシー
セスク、ソング、デニウソン
ベントナーファン・ペルシー、アルシャビン
<交代>
ベントナー→エブエ′62
・セスク→ラムジー′72
ファン・ペルシー→エドゥアルド′72

ポンペイ×フルハムに引き続きのダブルヘッダー。開幕戦では最もアツい試合と言っても過言でないこの試合。個人的に八塚×名波のコンビっていのうは更にアツい。
コロとアデバヨールが移籍したアーセナル。対するエバートンは、シティから誘われていたレスコット*1が残留してメンバーはほとんど変わらず。ポンペイ×フルハムの構図と似ている。
真っ先に気になったのは背番号52のベントナー。個人的に特別な数字らしいけど、わざわざ開幕直前に変更したくらいだから余程思い入れがあるんだろう。噂では親族が52歳で亡くなったとか。でも真相はベントナーの中に。
現地の予想布陣では中盤ダイヤモンドの右にベントナー。でも実際は3トップの一角か?そのベントナーのドリブル突破からセスクへ横パス。セスクが抜群のタメから横へ流してデニウソンのミドル。これがサイドネットに突き刺さりアーセナルが先制。
幸先よくゴールを奪ったアーセナルは、ファン・ペルシーのFKからヴェルマーレンのヘッドで追加点をあげる。移籍後初ゴールは打点の高い素晴らしいヘッドだった。更に今度はセスクのFKからギャラスが頭で叩き込む。崩壊するエバートンのDF陣と頭を抱えるモイーズ
話は変わってエバートン。相変わらずデカいフェライニ。バスケやバレーだけでなく、サッカーでも単純にデカいことは武器なのかもしれない。エバートンのCKの際に、アーセナルがゴール内に選手を2人配置したのも、ある程度競り負けることを見越していたからだろう。実際にデニウソンフェライニのヘッドをブロックしたシーンもあった。
後半開始早々、カウンターから簡単に左サイドを攻略して最後はセスクがハワードを破った。セスクより早く戻れなかったエバートンの選手たちは、もう心が折れてしまっていた。こうなると何でもありのガナーズ
しかしまだ試合を捨てる訳にはいかないモイーズ。早い段階で3枚の交代枠を同時に切る。昨季ファーガソンも見せた荒技で流れを変えようとするが。たしかその時はマンチェスターダービーだったはずだが、結局流れは変えられなかった記憶がある。
フェライニのシュートがアルムニアの正面に飛んだところからカウンターがスタート。セスクがボールを受けてドリブルで運び、そのまま「シュートはこう打つんだぜ」と言わんばかりに落ち着いて決めてみせる。ゴール後には、先日亡くなったハルケの背番号21が入ったユニフォームにキスをして、今は亡きエスパニョールのキャプテンにメッセージを送った。
これでもまだ決め足らないガナーズ。エブエの独特なリズムのドリブルから左サイドを崩す。最後はアルシャビンのシュートがポストに当たったところにエドゥアルド。もはやエバートンの選手は足が止まっていて、ボールがこぼれるのを予測していたのはエドゥアルドだけだった。
試合終了、かと思われた後半ロスタイムに落とし穴。2列目から飛び出してきた孤軍奮闘のピーナールをフリーにしてしまいシュートを打たれる。アルムニアが弾いたところをサハに決められてシャットアウトを逃した。もったいない失点だったが、逆にあれだけの得点差が付くと集中を維持するのは困難なのかもしれない。

*1:結局シティへの移籍が決定。開幕戦の結果が影響したのかは定かでないが、シティの方に魅力を感じるのもわからなくもない。